後悔さきに立たず
わが家では、ムサシと付き合うようになってからは、ワンちゃんの話と聞けば聞き耳を立て、テレビの番組や映画も積極的に見ることが多くなりました。当然、先日までテレビで放映されていた「南極大陸」も是非見たい番組の一つですが、ワンちゃん達の奮闘ぶりを見たい半面悲しい最後が解っているだけに怖くて見ることができませんでした。
ところが、怖いもの見たさとでもいうのでしょうか、12月11日放送の「南極大陸」をとうとう見てしまいました。その画面にはもっと恐れていた、タロウとジロウのお父さんが氷の島に取り残され、3匹のワンちゃんが悲しそうに見送る場面が映し出されていました。おまけに、あのお父さんの顔がわが家のムサシそっくりだったのです。
布団に入ってからも、あのシーンは見なかったことにしようと自分に言い聞かせましたが、ますます悲しさが増すばかりでした。どんな事情があろうとも、あんなに前向きなワンちゃん達を不幸な目にあわせた人間達は許せません。せめて、パートナーとして苦楽を共にするというのであれば、彼等もきっと救われると思うのですが、そうはうまくいかないのでしょうか?