この秋限定の駅弁
仙台市のとなり大和町七つ森で収穫した香り高いマイタケ、泉ヶ岳山麓などで栽培された肉厚の原木シイタケ、宮城の米どころ大崎平野のみやここがね(もち米)、そして、まるまるとしたクリを主役にした「栗めし」は、食材王国宮城ならではの秋の実りを感じさせる駅弁です。11月末までの期間限定販売ですので、残念ながら終了したようです。
もう一つは、「秋の吹き寄せ弁当」で、こちらも「栗めし」と同様にマイタケや原木シイタケといった上質の宮城県産キノコを使った秋限定の駅弁です。この弁当にはお茶請けのかりん(せんべい)がついています。無農薬・無化学肥料で作られたみやここがねの米菓で、高砂長寿味噌本舗(石巻市)の仙台味噌で味付けされています。
こうした知る人ぞ知る宮城の食材にこだわり、多くの方々に食材の豊かさを実感してもらおうと開発された駅弁は、「地元の生産者と直接対話し、駅弁として完成させることや、作り手の顔や苦労が見えるものにすることが、仙台の進化し続ける駅弁の使命である」と開発者は考えているとのことです。深まりゆく秋の薫りを存分に味わってください。