わが家のムサシは不平不満を言ったことがないので、私たちとしてはとても助かっていたのですが、本当は何かしたという夢があったのではないかと、最近になってふと思うことがあります。ムサシに直接こういう質問をしても、まともにコメントしてくれないことは解っているだけに、何か一つ大事な忘れ物をしていたような気がしてなりません。

それが何なのかは、さっぱり見当がつかないのですが、少し解りかけてきたような気がすることもあります。それは、ムサシも本気で働きたかったのではないかと思うことです。ムサシは散歩が大好きなので、できるだけ散歩の時間を長くとるように心掛けてきたし、そのことには彼も満足していたに違いないと今でも思っています。

ただ、東日本大震災の時のワンちゃん達の活躍や役割を目の当たりにした時、わが家のムサシも多くのワンちゃん達と一緒に活躍して社会貢献をしたかったのではないかと考えるようになりました。先日、盲導犬としての役割を終え、元の飼い主の下でゆったりくつろいでいるラブラドールレトリバーを見ていて、一層その思いが強くなりました。