奥新川(おくにっかわ)の紅葉
仙台市内を流れる広瀬川の支流が新川です。その新川の上流にある渓谷が「奥新川」と呼ばれることですが、だいたいの目安は、JR仙山線奥新川駅付近から下流を「新川ライン」、奥羽山脈の面白山方面に延びる上流を「奥新川ライン」と呼んでいます。新川ラインには三条大滝や布引大滝、かくれ滝、紅橋などの名勝が点在しています。
ハイキングコースは、6?の渓谷コースと7?の山コースがあり、大小さまざまな滝や奇岩などが次々現れ、雄大な自然を感じさせてくれます。紅葉が見ごろを迎えると、山肌は紅一色に染まり、遊歩道からの眺めは絶景そのものです。奥新川駅から数分のところにはキャンプ場もあり、渓流釣りや芋煮会を楽しむ人で賑わいます。
近くには肌にやさしい泉質であることから「美女づくりの湯」と呼ばれる作波温泉があり、渓谷を望む温泉宿が点在しているので、色づく秋を満喫しながら名湯を楽しむのこともできます。またこの地点は、日本海要素と太平洋要素、南方系の植物の接点となっているので、周辺には1200種の植物が群生しているところとしても知られています。