まだまだ心配の種は尽きない
ようやく落ち着きを取り戻したかのように平穏な日々が続いています。しかし、一日に数回はある余震は、時にあの悪夢の再来を思い起こさせることもあり、つい身構えてしまうこともありますが、ムサシが傍にいてくれるので心強い限りです。ムサシもまた同じ思いのようですが、やはり友達のことが気がかりらしく不安そうです。
特に真夜中にあの忌まわしい揺れがくると、私の顔をじっと見つめながらレオ君の泣き声に耳を傾けます。揺れが治まってからもレオ君の声はしばらく続くため、ムサシは心配そうにじっと耳を傾けています。しばらくして静かになると、安心して眠りにつくという毎日ですが、震災を機にワンちゃん達の絆も一層強まったような気がします。
もちろん、気のせいだと言われればそうかもしれませんが、日中出会った時には明らかに以前とは違った表情を見せてくれます。コロ君も相変わらず愛くるしいしぐさで、私たちの心を癒してくれますが、やはり、怖かったあの思いを訴えている様子がうかがえ、しっかりと受け止めてやらなければならないとしみじみ感じています。