青葉神社
仙台市青葉区青葉町にある青葉神社は、伊達藩の開祖伊達政宗公が祀られています。この付近は北山の小高い丘で、周囲には伊達家ゆかりのお寺が密集しています。元々は青葉城内にあったものを明治維新後に政宗公を慕う人々がこの地に移しました。政治、経済や貿易と多方面に活躍した政宗公を慕う人たちの固い守りによって支えられています。
特に、現在の宮司はあの片倉小十郎の16代目の子孫であるというから驚きですね。時代を経てもなお政宗公を守り続けていると聞くと、戦国時代も新鮮に感じますが、ここ数年は歴史や武将ブームで全国から政宗公に参拝する人や片倉家の子孫に会いに来る人も増えているということですから、5月の青葉祭りは一層大勢の人で賑わうことでしょう。
石造りの参道を登ると、緑に包まれた拝殿が現れますが、境内には政宗公の家臣を祀る「摂社祖霊社」があり、夫人である愛姫を祀る「愛姫神社」は現在本殿に配祀されています。建物には竹に雀や九曜紋、三引両紋など伊達家の紋が扉や屋根に配されています。また、殺伐とした世の中を心楽しく生きようと作られた「楽」のお守りと「和」のお守りは青葉神社のオリジナルということです。