女将のおもてなし弁当(その1)
秋保らしい味を出すためには、何といっても「地元の農家の方々が丹精込めて作ったお米や野菜を使うことにある」という考えのもとに生み出されたのが「秋保温泉のおもてなし弁当」です。その言葉どおり、宮城の米と野菜、そして環境保全米として注目を浴びている「清流育ち秋保米」で仕込んだ「秋保福おみそ」を活かし優しい味に仕上がっています。
女将の着物姿や和をイメージした海鮮茶巾ずし、舞茸のてんぷら、笹かまぼこ、女将推奨の「秋保福おみそ」使用の茄子田楽など、先付けからスイーツに至るまで、山海の幸をバランスよく盛り込んだ会席風の上品なスタイルが特徴となっています。また、「鳴子温泉の女将おもてなし弁当」は、八角の竹籠に入った温かい感じが魅力的です。
その中身はというと、栗、きのこ、古代米の三種おにぎり、そして県北の郷土料理が満載です。しそ巻、岩魚の塩焼き、山菜や木の実のかき揚げ、饅頭麩、栗大福などです。今すぐ食べたいという人は宮城に来るしかありませんが、地元の人も中々ありつけない逸品ですので、事前の情報収集を入念に行うことがポイントのようです。