映画「きな子 見習い警察犬の物語」を見て
きな子の訓練風景を見ていると、何とか試験に合格させてやりたいと思うのですが、見方を変えれば、性格を無視して訓練するのもどうかという気にもなります。物語の中でもそうですが、実際にも多少ドジなところがあるのかもしれませんが、警察犬には向いてないだけで、能力がないというレッテルをはられるのがとても可哀そうです。
わが家のムサシは、3ヵ月の訓練を2ヵ月で卒業できたのですが、ワンちゃんも性格はそれぞれなのではないでしょうか?それに「きな子」の場合は、試験には中々合格しませんが、実際の人命救助では大活躍したわけですから、推薦という形で合格させても誰も文句は言わないような気がします。ちなみに、わが家のムサシも私と同意見です。
それよりも、相棒と離れた時のきな子の悲しそうな表情の方が遥かに問題です。人気者であることは、社会貢献をするという意味では価値あることですが、心の悲しみを誰にも訴えられないことを察してやるべきではないでしょうか。先月3日に18歳で亡くなった広島県尾道市の観光ガイド犬ドビン君の場合でも全く同じことを感じました。