あしたはクリスマス・イブ
気がつけば、明日はもうクリスマス・イブですね。ウィキペディアによると、「クリスマス・イブは、『クリスマス当日の夜』である。教会暦における12月25日の夜、すなわち常用時における12月24日の夜を指す英語の音訳である。日本では、誤って『クリスマス(12月24日)の前夜』と認識されることが多い。日常会話では単に『イブ』と呼ばれることがある。」と解説されています。何だかよく解かりませんが、どのカレンダーにも12月25日はクリスマスと書いてありますから、明日24日は間違いなくクリスマス・スブです。クリスマスと言えば、プレゼントですよね!オヤジは子供のころ、クリスマスにブレゼントをもらった記憶がなかったので、大人になって稼げるようになったら、子供たちに大きな長靴をプレゼントすることが夢だったようです。そこで、ジングルベルの音楽が街に流れるようになると、長靴が売り切れないか心配していました。孫たちが小学校に入学したばかりのころは、結構喜んでくれていたのですが、やがて、長靴の大きさよりも中身の方を重視するようになり、あえなく中止することにしました。
元々、クリスマス・プレゼントの起源は、貧しい家にサンタクロースがやってきて、屋根の上に登り、煙突から金貨を投げ入れたところ、暖炉のそばに干してあった子供たちの靴下に金貨が入ったという伝説によるものだということですから、プレゼントを貰う孫たちにとっても、現金の方が嬉しいのかもしれませんね! 何とも味気ない話です。ところで、クリスマス・プレゼントのもう一つの由来は、イエス・キリストの誕生を祝って占星術師たちがプレゼントしようということになったが、そのとき、キリストは次のように言ったという。「私の兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのでる」。つまり、私たちが周りの人にクリスマス・プレゼントをするということは、イエス・キリストにプレゼントをすることと同じだというわけです。どうでしょう。クリスマス・プレゼントに限らず、すべてのプレゼントは見返りを求めることなく、ひたすら相手に尽くすというのが原点であるとも解釈できます。
俗人のオヤジとその相棒のボクには、にわかに受け入れがたい思想です。もしも、「皆さんの中にそのような奇特な方がいらっしゃいましたら、ぜひ私どもにご一報ください。後ほど口座番号をお知らせします」などというのは、悪ふざけが過ぎるでしょうか? でも、現実の世界を観ればすぐにわかるはずです。とかく世の中は「忖度」と「損得」のオンパレードで、何の理由もなくプレゼントをする人は、何か下心がある人と見るのが当たり前だからです。わが家では、電話やメールによるセールかには、どんなに美味しい話でも絶対に応じないことにしています。欲しいものは自分の目で見て情報を収集し、選択するというのを基本としています。オレオレ詐欺に始まり、振り込め詐欺、そして最近ではネットバンキング詐欺なと、背筋が凍る思いです。だからこそ、クリスマス・プレゼントぐらいはささやかでも心のこもったものを孫たちにしてあげたい。お母ちゃんもオヤジもそう思っているようです。もちろん、ボクもその思いは同じです。