スパッシュランドパーク
白石市から国道113号線を七ヶ宿方面に向かう途中、小原温泉を過ぎて白石川を渡った先に、「スパッシュランドパーク」があります。広々としたこの公園には、丘一面を埋め尽くすようにシバザクラがあり、ピンクと白い花がじゅうたんのようです。12万5千株と県内一の景観を誇るというだけあって、周りの山々のあさぎ色や黄緑の若葉とのグラデーションも見事で、まさに風薫る季節の到来を実感させてくれます。
たただ、この可憐な花たちを狙うカラスが悩みの種で、地元・小原地区活性化協議会がせっせと手入れに勤めています。この季節、シバザクラのじゅうたんの周りには、オオヤマザクラ、山吹、ユキヤナギ、ツツジ、ハナモモ、ハナニラ、ハナミズキ、モクレンなどの花が咲き誇り、百花繚乱の趣です。公園内には石の彫刻なども配置され、遊歩道、あずまや、売店などもありますので、ゆったりと楽しむことができます。
また、ここから少し奥に進むと、「小原なごみ茶屋」があります。ここは、太古の地球がつくり出した造形美「材木岩(国の天然記念物)」を眺めながら、旨い手打そばを堪能できる店です。白臼挽きした白石産そば粉を使用した十割そばは、細目に切ってあるのでのど越しもいい。その他に希少品の「寒ざらしそば」もあります。大寒の日に渓流につけ、寒風にさらすのだそうです。運がよければ5月でも食べられる可能性があるとのこと。