新緑の鳴子峡
鳴子温泉から中山平温泉にかけて、約4.5㎞にわたって続く大谷川の渓谷は、宮城県を代表する紅葉の名勝として知られています。この深さ80mから150mの典型的なV字渓谷は、猿の手掛岩や一双岩、立岩などの奇岩の岩肌に、生い茂る緑も紅葉に劣らず見事なものです。4月下旬から始まる新緑のシーズンは、秋の紅葉と並び鳴子峡が最も華やぐ季節です。
国道47号線に架かる大深橋北側の新展望台や南側の鳴子峡レストハウス、鳴子峡駐車場付近にある見晴台や展望デッキからの眺めも素晴らしい。また、鳴子峡駐車場から大谷川支流の大深沢沿いを歩く2.5㎞(約1時間)の大深沢遊歩道がハイキングコースとして最適です。新緑から深緑に変わる6月27日(土)、28日(日)には、鳴子峡レストハウス特設会場で「おおさき食楽まつり」が開催されます。
大崎を中心にご当地グルメや新鮮野菜、加工品がずらりと並ぶので、存分に海の幸から山の幸まで楽しめるイベントです。一方、鳴子峡は江戸時代には、出羽・羽後両街道の要所として栄えたところです。尿前の関から山形県の境田までの約5.2㎞では、遊歩道が整備され、7月4日(土)と5日(日)の2日間、10㎞から30㎞までの各種コースをウオーキングする「第1回みやぎ大崎鳴子温泉郷ツーディマーチ」が開催されます。