たがもん
奈良の「平城宮跡」、福岡の「大宰府跡」と並ぶ日本三大史跡「多賀城跡」。往時の多賀城の外郭「南門」をモチーフにした多賀城市観光協会のイメージキャラクターが「たがもん」です。古代東北の中心都市として栄えた地域の歴史と共に、多賀城の魅力を発信しています。同市観光協会のオリジナル「たがもん」グッズは、多賀城のお土産として少しずつ認知されてきています。ピンバッジ、ステッカー、シールの3種類がまず作られ、2014年10月にはボールペンとシャープペンが発売されました。
いずれもJR仙石線多賀城駅構内にある観光案内所などで販売されています。また、13年11月の多賀城駅の駅舎のリニューアルに合わせて、市内のギフトショップが開発したのが「多賀城お土産セット」です。多賀城市の友好都市である山形県天童市の「大名しょうゆ」の醸造元の協力を得て作った「たがもん」ラベルの醤油と、多賀城市の地場産品として知られている古代米に、宮城を代表する銘柄米「ひとめぼれ」や「ササニシキ」をブレンドした「多賀城米」2合を組み合わせ、たがもんをデザインしたギフトボックスに詰めています。
デビューから1年半を迎えた「たがもん」ですが、キャラクターと多賀城の街のより一層の知名度アップに向け、多賀城駅構内にある観光案内所では、現在、「たがもん」の着ぐるみ制作のための募金箱を設置しています。制作とメンティナンス費合わせて200万円を目標に募金を呼びかけています。ちなみに、2013年に誕生した「たがもん」は、趣味はゲートボール、特技は、古代の歴史に関して、どのような難問にも答えられることだそうです。