NY限定ラベルの純米大吟醸 浦霞 "M"
塩釜の佐浦酒造が昨年の7月に発表した、「NY限定ラベルの純米大吟醸 浦霞 "M"」は、「浦霞のイメージアップ、最高級品質のお酒を認識していただくために開発しました」と佐浦社長。中身もパッケージも輸出向けで、すでに昨年の春からニューヨークの高級和食店で先行販売し好評を得ているという。「秋からは、さらにグレードアップしたお酒を詰め、間口を広げていこうと。セールス先では、さっそく敏感に反応いただいております」とのこと。
NYのVIPたちも、高貴な味わいに大満足のはずです。佐浦酒造では、現在約20ヵ国に17から18銘柄を輸出しており、近年はシンガポールや台湾、マレーシアなどでの試飲即売会に定期的に出向き、少しずつファンを増やしています。浦霞を英訳すると、"ミスティ-ベイ"。海外向けのリーフレットや、英語のWebページを充実させ地元塩釜の風土で育ったお酒として発信しようとのスタンスです。
一方、「参入も増えて競争も厳しくなってきました。しっかり差別化しブランドイメージの向上を図っていきます」と話しています。佐浦酒造の主要輸出銘柄は、「純米吟醸 浦霞禅」「純米酒 浦霞」などですが、NY向けの最高級ブランドとして高貴の純白のドレスをまとったボトルにし、ラベルには、「urakasumi sakejunmai daigiginjo"M"」と書かれています。