竹鶏ファームの「竹鶏物語」
宮城県の蔵王山麓の竹を使って育てた鶏から生まれた卵は「竹鶏物語」と名付けられました。品質が優れているため、平成13年度に宮城県農業コンクール農業賞、平成14年度には第51回全国農業優秀賞を受賞しています。東日本大震災では、家屋は被害を受けましたが、電気が復活した翌日の3月16日から営業を再開し、昨年の3月1日から、竹鶏物語を使った「たまごと」ブランド第一弾「カスタード・フォンデュ」を販売開始しました。
竹炭を活用して生まれた「竹鶏物語」は、コクがありながら、さらりとした後味で、専門の研究所の調査でも、味わいが濃厚で,脂質が少なくカロリーも低いことが証明されています。美味しさにこだわる人、健康に気を使っている人には是非お勧めの卵です。この美味しさの理由は、鶏が食べるえさにあります。宮城蔵王山麓の竹を自社の釜で竹炭にして粉砕したものや、自社農場内の畑で栽培したかぼちゃ、柿の種を指定配合飼料に混ぜている。
飲み水は、ミネラルが豊富な地下水を、竹炭を敷き詰めた浄水専用のタンクに通して与えているそうです。さらに鶏舎内の空気も、竹炭で脱臭し、湿度を調整しているとのこと。竹炭を利用するようになったきっかけは、鶏舎内の匂いを抑えるためでした。購入した人から、「一層おいしくなったね」と言われるようになり、かねてから考えていたブランド化に踏み切ったのだという。