ムサシを連れ出したくなるような青空
少し遅れて夏がやってきたと思っていたら、何と18年ぶりという猛暑で汗びっしょりの日々が長く続きました。お彼岸が過ぎたころにはさすがの猛暑も陰りを見せ始めましたが、入れ替わるようにやってきた台風は、暑い日と寒い日を交互に置いていき、今年はもしかして秋がこないうちに冬がくるのではないかと思わせるような陽気が続きました。
何時も感じることなのですが、遅れてやってきた夏は足早に去りますが、秋化粧が整わないうちに冬支度を強いられます。こうしてみると、秋が短いのは今年に限ったことではないのかもしれません。西日本より遅れてやってきた景気が、低下する時は先になる傾向をジャンボ機の後輪に例えたりしますが、東北の秋は早くきてすぐ足早に去っていきます。
これから始まる紅葉も、見ごろを迎えたかと思うとすぐにピークが過ぎてしまい、中々見頃な風景に巡り会えません。ただ、わが家では今の季節が絶好の行楽日和なのです。まだ人出のまばらなこの時期、ムサシを連れて遠出するには最適だからです。思い立ったら吉日、"出かけるか"と心の中のムサシに声を掛けたら、大きくうなずいてくれました。