遅々として進まない復興計画
あの大震災からもう1年半以上も経過しましたが、国土改善計画の全貌がいまだ明らかにされず、町には行き場のない不安感が渦巻いています。私たち被災地の住民は支援が足りないことに不満なのではなく、これまで支援してくださった皆様にどのように恩返をしたらよいのか、方針が決められないことにいら立ちを覚えているだけなのです。
一方ではガンジガラメの規制を強いられ、他方では自助努力を求められています。その割には町づくりのグランドデザインは全く示されておらず、ただ空しく時間が過ぎていく感じです。作っては壊され、これを何度も繰り返してきたことによる損失を考えれば、予算がないなどというのは単なる言い訳にしか過ぎないような気がしてなりません。
国や地方冶自体の方針が示されれば、これを与えられと条件として自分の身の処し方を考える覚悟はあります。今の政府の対応は、時間をかけてじっくり考えているようにはとても見えません。どこかを削ってどこかを厚くする。これは国土改善計画も税と社会保障の一体改革も同じではないでしょうか。あまりにも決断が遅すぎるように思いますが?