鉄砲町食堂
JR仙台駅の東側、国道45号線を松島方面に少し下った所に、「鉄砲町食堂」とい小じんまりした食堂があります。この店は、今年の6月で3年目を迎えましたが、メニューは、刺身やハムのムース、カレー、ナポリタンなど、和洋にこだわらず、好きな組み合わせで、食べたり飲んだりしてもらいたいという思いでオープンさせたのだそうです。
独創性のある料理の根幹にあるのは、旬の厳選された素材というだけあって、意外性のある組み合わせを提供してくれます。例えば、宮城県産の黒和牛の牛タンです。国産の牛タンはごくわずかで、馴染みの肉屋さんから1週間に1本手に入るかどうか。そのため、5日前に予約しなければ、食べることができないという超レアな牛タンです。
しかも、牛タン焼には、タンの根元部分のみしか使わないため、1本から取れるのはわずか6人前だということです。長方形にカットし、切り込みを入れて、塩・胡椒をして3日間熟成させる。これを焼き上げるとまるでステーキのような柔らかい歯ごたえになります。しっとりとやわらかく、溢れだすうま味みにはついうっとりとしてしまいます。