松島の景観
松島の島々を見渡せるスホットは数多いが、ほぼ全域をひとめで見渡せる場所といったらそう多くはないでしょう。定番になっているのは、松島海岸の南に突き出ている「双観山」で、整備されている公園内にある頂上の展望台からは、松島湾と塩釜港の双方が望める。そのためついた名前だそうですが、遠く牡鹿半島や金華山も望めるのがこの場所です。
もう少し近くから松島の正面を見たいという時にお薦めなのが、瑞巌寺の北側にある展望台で「新富山」です。展望台に向かって登るごとに趣の異なる風景が楽しめるほか、松島町の中心街を見渡すことができるのも特徴の一つです。ここは今まであまり知られていなかったかもしれませんが、市街地からもそう遠くないので気軽に足を伸ばせます。
新富山より少し三陸道に近いところにあるのが、通称白坂山と呼ばれる治祐ヶ森(じゅうがもり)です。ここは喉かな雰囲気が漂う標高122mの山で、山肌、海、そして島々が眼前に広がり、松島の昔をしのばせる景観が楽しめます。ハイキングコースも整備されており、のんびりと一日を過ごすのにはもってこいの場所で、ちょっとした穴場でもあります。