生芋こんにゃく
この間までの猛暑がうそのように感じられる今日この頃ですが、山々が色づき始めると恋しくなるのが「芋煮会」ではないでしょうか。芋煮の主役は「芋」ですが、牛肉や「こんにゃく」も欠かせない具材ではないかと思います。川崎町の特産品で「宮城県認証食品」にもなっている「こんにゃく」は昔ながらの製法で作られる逸品です。
「こんにゃく」の原料であるこんにゃく芋の栽培は、宮城県付近が北限といわれ、多くは山本町や川崎町で生産されています。こんにゃく芋は種芋を植え付けてから、原料に適した大きさになるまで2年から3年かかるということで、昔は「運玉」と呼ばれるほど栽培が難しかったのですが、生産農家の知恵と工夫により、良質のこんにゃく芋が生産されるようになりました。
丹精込めて栽培されたこんにゃく芋を丁寧にすりおろし、昔ながらの製法で作るみやぎの「こんにゃく」は、しっとりとした歯ごたえと素朴な味がする逸品です。鍋物はもちろん、刺身にして食べるのも中々おつなものです。職人の技と拘りにより育てられた「生芋100%のこんにゃくを是非賞味してください」と生産者は話しています。