石巻の「金華寿司」
みやぎ寿司海道の中間地点に位置する石巻では、10月1日から、「金華サバ」「金華カツオ」「ミンククジラ」など、地元金華山沖で獲れた旬の素材を使った特別メニューを「金華寿司」として提供することを決めたということです。この企画は、「みやぎ寿司海道石巻地域協議会」によるもので、仙台・宮城「伊達な旅」のスタートに合わせたものです。
すしネタは店によりまた季節により異なりますが、すし8貫のうち地元で獲れた魚介類を3貫以上使うことが条件となっています。値段はお手頃な2000円に統一し、協議会に加盟する21店で展開されます。9月30日に市内で開催された試食会では、船上冷凍したサバやホタテ、サンマなど秋の旬が関係者に振舞われました。
石巻市長も太鼓判を押すこのメニューは、塩釜のマグロや気仙沼のフカヒレに引けを取らないものの、これまで情報発信力の弱さから多少後塵を拝する形になっていた「石巻」を強力にアピールするものとして期待されています。地元の旬の味を存分に満喫できる「金華寿司」の秋バージョン。心いくまで楽しんでいただきたいと関係者は意気込んでいます。