ムサシの温もりが恋しい季節になりました
つい先日までは、猛暑日が連続して続いていたので、こんなに暑い夜はさすがのムサシも傍に来るだけで布団に入ることはありませんでした。ところが、何回か台風が来て雨が降ったかと思うと、空も急に高くなり秋が駆け足でやってくるような気配を感じだすと、ムサシのあの温もりが恋しくなってくるのですから勝手ですね。
この時期になると、ひょっこり布団にもぐりこんで来てくれたことが思い出されます。今では布団をはね上げてみたって冷たい風が入り込むだけなのですが、もしかすると、と思い昔のしぐさをしてみたりします。そうするとムサシ独特のため息も聞こえてくるような気がして心がなごみます。その後ムサシとしばらく話してから眠るのが癖になりました。
ムサシの暖かさはストーブや電気毛布の暖かさとは明らかに違います。ぬるま湯のように軟らかい暖かさなのですが、それでいて温まる早さはかなり早いような気がします。彼の暖かさが恋しくて、去年は湯たんぽを入れてみたのですが全く期待外れでした。そのことを心の中のムサシに話したら、それはオヤジの心が冷えているからだと一蹴されました。