サロン・ド・カフェ・マンナ
泉区将監の静かな住宅街に佇むサロン・ド・カフェ・マンナ。通りから階段を上ると小さな別世界に来た気分になる。石積のペチカがあるイングリッシュガーデン、そして店内はアンティーク家具が配置され、出窓から柔らかな光が差して、シックな雰囲気につつまれる。オーナーの小野昭子さんは、ご主人が貸農園で作った無農薬野菜を使い、併せて、有機農法で珍しい野菜を栽培する農家から根セロリなどを直接仕入れている。肉類は、岩手県の奥州いわいどり、佐助豚と銘柄品を使っている。
「体が喜ぶもの、できるだけ自然なものを、美味しく食べてもらうために努力しています」。おすすめのメニューは季節によって内容が変わる「シェフズプレート」。今日のメインデッシュはいわいどりと焼き野菜。鶏肉は燻製の香りが鶏肉をさらに美味しくするヒッコリースモークソルトで食べる。焼くと旨みが増す新鮮な野菜が付け合わせだ。デザートは好きなケーキが選べて、季節のフルーツ、ホイップクリームが添えられる。ティータイムを楽しむなら、数種類のケーキから、選ぶ「紅茶ケーキセット」がいい。
ケーキはスタッフの女性パティシエが作る贅沢な美味しさ。チョコレートケーキは粉がほんの少しでほとんどがチョコレート。ナッツタルトもアーモンドやカシューナッツなどがぎっしり詰まっている。紅茶メニューも充実していて、ドイツ・ロンネフェルト社のオーガニック紅茶が数十種類揃っており、ポットで供される。香りの善さに誘われ、友人や家族との会話が弾みそうだ。日常の忙しさから離れたい時、この店を訪れれば、優雅な時間が待っている。