このまま一気に秋になるのでしょうか
お盆が過ぎたとはいえ、めっきり秋らしくなった空をみるとなんだか少し寂しくなります。近年は、気候の変動が激しく、梅雨入りはいつのことだったか?そして、いつ開けたのかもよくわかりません。とくに今年は、涼しい日が続いたかと思うと、急激に気温が上がりはじめ、一気に真夏日になったり。さいわい、仙台七夕や青森のねぶた、秋田の竿灯など東北の夏祭りが集中する8月初めは、何とか大雨は免れましたが、その後は、来る日も来る日も雨ばかりで、夏らしさが全く感じられません。
わが家のムサシも、さすがに気がめいったのか、涼しく毎日を過ごしているわりには、元気がないように感じます。そのことについて聞いてみると、意外にも天気のことで気がめいっているわけではないといいます。一番心配なのは、なんといっても不安定な国際情勢だというのです。今頃の季節は、いつもキンキンに冷やしたスイカをみんなで食べたり、お墓参りをしたりして、ささやかな平和を感じていたものですが、新聞やテレビで報じられるニュースは、きな臭いことばかりです。
ムサシとしては、わが家の静かな空気が1日でも長く保たれていくことを願っているのですが、昨今の世界情勢を見ると、予断を許さないというのです。相棒の私としても、ムサシに対して、「心配するな!」と胸を張って言うことができないのが残念です。基本的にはムサシが生きた十数年前とほとんど変わっていないはずなのに、世界中の至るところに鬱積していた負のマグマが溜まりにたまり、一気に噴き出しそうな状況にあることが、ムサシの気持ちを落ち込ませているのかもしれません。