国営みちのく 杜の湖畔公園
県南は蔵王の裾野に広がる絶景を眺めながら、花と緑の草原、そして温泉を楽しむことができます。釜房湖のほとりにあって、水の風景、花の風景、草原の風景に癒されながら散策を楽しめる広大な公園です。南地区でまず感激するのは「彩のひろば」。不思議な曲線を描いて鮮やかな花々が咲き誇り、一日中見て回っても飽きないほど、色々な顔を見せてくれます。遠くに蔵王連峰を望む花景色も美しい。6月はパンジー、ビオラからポピー、サルビアに変わる季節です。花との香りに気持ちも明るくなるはずです。
「ふるさと村」は、東北6県の古民家を移築した場所で、段々畑を通り、長屋門をくぐると100年以上前に建てられた農家が連なり、地域独特の暮らしを今に伝えています。各民家で開催されるそば打ちや昔遊びなどの体験も面白い。タイムスリップして東北の田舎巡りをしてみるのもいい。北部地区には、ドッグランや野草園・湿生花園、キャンプ場などもあり、ゆっくりと自然に親しむことができる場所です。
国道286号線沿いに渋い佇まいを見せる「川蝉」は、オリジナルバックを製造販売するフェザントの姉妹店で、職人手作りの和風袋物を販売しています。素材は帆布、着物地、商店や酒蔵で使われる前掛けの生地など。ハンドバック、トートバック、ポシェットなど斬新な柄がしゃれていて、持って歩けば注目の的になりそう。生地を持ちこんでオーダーメードもできるそうです。店内には囲炉裏のある部屋が設けられ、古民具の箪笥や板戸などが懐かしい雰囲気を醸し出してすます。囲炉裏端から外に出ると、釜房湖に注ぐ北川の渓谷美が広がる。モダンな和のよさを味わえる店です。