蔵王エコーラインの紅葉
宮城県遠刈田温泉から、蔵王エコーラインを走り山頂を目指すと、途中20分ほどで左手に「滝見台」があります。ここからの眺める「三階滝」と「不動滝」は圧巻です。細く三段に流れ落ちる三階滝は、高さ181m、幅7m、滝壺12mで、後鳥帽子岳東面を流れる石子沢から澄川へ落下する滝で、日本の滝百選の一つに選ばれています。特に紅葉時の眺めは必見です。
また、不動滝は、蔵王山中の瀑布のうち、最も規模の大きい滝で、高さ53m、幅16m、滝壺32mもあります。水量も多く、しかも深山の中の滝といった趣があり、数多くの文人墨客に親しまれています。ここからさらに15分ほどで登ると高山植物のコマクサの群生地で有名な駒草平に着きます。ここからは、お釜周辺から流れる「不帰の滝(かえらずのたき)」や「振子滝」も望めます。
さらにそこから15分で、宮城蔵王のシンボル「お釜」に行けます。お釜は、刈田岳、熊野岳、五色岳に囲まれた円形の火口湖で、湖面がエメラルドグリーンに輝く神秘的な湖で、見るものを魅了します。山形蔵王の紅葉は中丸山、熊野岳、刈田岳、南蔵王を見上げるのぼりがきれいで、宮城蔵王の紅葉は下りが見事だという方もいらっしゃいます。今の時期、特に見頃なのが滝見台周辺ではないでしょうか。