メバチマグロ
マグロと言えば、クロマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロ、ミナミマグロなどがよく知られていますが、日本で最も消費されているのがメバチマグロです。その中でも、宮城県民はメバチマグロが大好きです。メバチマグロは8月頃に水揚げされるイワシの大群を追って北上し、9月頃から塩釜に水揚げされます。その中でも、鮮度、色、脂の乗り、旨味などにおいて厳しい規格をクリアしたものが「ひがしもの」と呼ばれるブランドとして取引されます。
マグロは、実はサバ科の魚で、カツオ、サワラなど日本人には親しみ深い、主要な業種で青魚でもあるわけですから、DHAやEPAも豊富に含まれています。宮城県内ではマグロの水揚げが盛んになるのは9月ごろです。7月月から8月頃にかけて、気仙沼ではダルマと呼ばれる40㎝ほどの小さいメバチマグロが水揚げされます。これは、カツオ漁に混じってあがるものです。本マグロと呼ばれるのは、マグロの中でも貴重とされレッドリストに入っているクロマグロのことです。
しかし、30年来の研究が実り、最近になって完全養殖の道が開け、量産も可能になってきましたので、量販店での販売も開始されています。良質なタンパク源でもあるマグロは、健康にも美容にも良いとされる食材で、赤身はナイアシンが含まれ、肌荒れなど美容に効果的で、鉄分は貧血予防になります。脂身には、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が含まれ、悪玉コレステロールを減少させ、生活習慣病の予防になります。また、DHAは脳細胞の活性化に、EPAは動脈硬化の予防が期待されています。