焦りは禁物
このところオヤジはやけに焦っている様子です。そのわけは、あの大震災からもうすぐ3年なろうとしている今、山のようにたまった書類を処分しようと一念発起して、片付け始めた矢先の大雪です。片付けようとして、かえって散らかってしまった部屋の状態を目にすると、どうしても早く片付けなければという思いが募り、焦ってしまうのでしょうね。
しかし、一方のお母ちゃんは、全体としてはかなり片付いたとご機嫌のようで、オヤジの焦りを一喝しています。ボクも同じ意見で、そんなに急ぐ必要はないと思っています。解けない雪は降ったことがないし、春はもうそこまで来ています。第一、いまになってイライラするくらいなら、この3年の間にやるべきことをやらなかった反省をすべきですよね。
ここはゆっくりと構え、来年まで見ることができない雪景色を楽しむべきです。しばらく雪が降らないと恋しくなり、降りだして積もるとうっとうしくなる。そして、暖かくなって溶けだしてくると名残惜しくなる。どれも本当の気持ちなのだから、その瞬間をせいぜい楽しむというのがボクの主義です。オヤジも賛同してくれているはずだと思っています。