金華山航路復活
石巻市の牡鹿半島に浮かぶ金華山では、鮎川港、女川港の両港から定期航路が今年5月に再開され、多くの観光客が訪れています。団体での利用を希望する場合は、臨時便も運行されるということです。金華山は、島全体が黄金山神社の神域で、「3年間続けて参拝すると生涯お金に困らない」といわれ、初詣ツアーなどが毎年企画されてきた人気の島です。
7月の27、28日の両日には「龍神祭」が開催され、龍おどりが奉納されました。銅鑼や太鼓のはやしに合わせて、全長20mの龍体を10人で操りながら、所狭しとばかり踊る光景は勇壮で迫力満点です。また、黄金山神社では12年に一度の「巳年御縁年大祭」が10月31日まで開催されています。本殿内陣の御開帳や弁財天絵馬原画が特別展示されています。
金華山は、東日本大震災で大きな被害を受け、参道や境内も大きなダメージを受け、観光桟橋も壊滅してしまったのに加え、鮎川港に至る道路が分断されてしまったため、中々復興が進みませんでしたが、何とか今年の大祭までに復旧したようです。以前のような賑わいを取り戻すまでには、もう少し時間がかかりそうですが雄大な景色は昔のままです。