防災訓練
今月の11日であの東日本大震災から2年3ヵ月が過ぎたことになります。私たちが住んでいる塩釜市でも、6月の9日防災訓練がありました。喉元過ぎれば熱さを忘れるとでもいうのでしょうか、参加意識は自分でも驚くくらいに低くなり、サイレンの音ともに避難しようかどうか正直迷いました。結果的にはムサシに背中を押された形で参加しました。
予め定められていた集合場所にいってみると、参加者の少なさにびっくりし、参加してよかったのかどうか戸惑ったぐらいです。というのも、あの日(大震災の日)には、避難所に入りきれない人々があんなに溢れていたのに、その落差は歴然としています。しかし、参加者の面々は、この成り行きを予測していたようで、特に驚いた様子は窺えません。
ムサシが私に参加を促したのは、あの時お世話になったことを忘れてしまっては、あまりにも世の中に対して失礼ではないかという思いからのようでした。そういえば、あの時お世話をしてくれた女性たちの活躍ぶりを見ていたムサシは、自分のお母ちゃんもその一人であったことを誇りに思っていたことを思い出しました。お陰で少し義理が果たせました。