水芭蕉・どうだんの森
南蔵王の山麓に位置する「水芭蕉の森」「どうだんの森」「不伐の森」を合わせて「南蔵王色彩の森」と呼んでいます。白石地方の自然を体感できる観光スポットで、春になると水芭蕉、5月から6月にはサラサドウダンやヤマブキ、秋にはマユミの赤い実、9月にはエゾドウダンなどといった、四季折々の景色が楽しめる散策コースが用意されています。
水芭蕉・どうだんの森は、南蔵王の山麓に群生する水芭蕉やサラサドウダンを植生保存に配慮しながら、自然観察と保護思想の普及・啓発の場として整備したとのことです。四阿(あずまや)も設けられており、憩いの場として多くの方々から親しまれています。不伐の森は、雑木林やアカマツの林が広がり、森のなかを散策する歩道が整備されています。
水芭蕉の森は、南蔵王野営場近くの湿地帯にあります。4月上旬に咲き始め、白い清楚な花が南蔵王山麓に春の訪れを告げてくれます。5万株を超える水芭蕉の花が一面に咲き誇り、4月下旬ころまで楽しめます。隣接するどうだんの森は、落葉低木の群生地で、木道が整備され、枝先に下がる鐘形の可憐なサラサドウダンの花が6月中旬まで楽しめます。