塩釜の散策スポット(鹽竈神社へのアクセス)
塩釜のシンボルである鹽竈神社・志波彦神社は、JR本塩釜駅から歩いてもそう遠くない位置にあります。ゆっくり歩いてもおよそ20分ぐらいだと思うのですが、これまではあまり歩いて参拝する観光客はいなっかったような気がします。近年は参道に繋がる鹽竈海道がきれいに整備され、門前町の雰囲気を味わえる散策路として生まれ変わりました。
神社に至る参道は3つのルートがありますが、メインは二百二段の石段を一気に駆け上がる表参道です。ここは重さ1トンという神輿が登ることでも知られているところですので、少し体力が必要です。これに対して裏坂(裏参道)は、ゆったりとした坂です。そのためか、表参道が男坂と呼ばれるのに対して、裏坂は女坂とも呼ばれます。
この坂の途中には、「芭蕉止宿の地の碑」や法蓮寺の建物で唯一残っている「勝画楼」、それに「鹽竈神社博物館」などがあります。もう一つの参道は、男坂と女坂の中間にある七曲坂です。この道は神社で最も古い参道で、登り口には藩政時代からの道標が残っています。もちろん車で登ることも可能ですが、ゆっくりと由緒ある坂道を歩くことをお勧めします。