ムサシの七不思議(その7)
今年の冬は大寒波が各地を襲っているようですが、ここ塩釜は太平洋沿岸にあるためでしょうか、いまのところ比較的穏やかな日々が続いています。それでも気温は確かに低く、例年よりも零度を下回る日が多いように思われます。そんなわけで、例年ですと年明けに降った雪が根雪になりその上に追い打ちをかけてくる何時ものパターンではありません。
ムサシとの散歩は実に楽しく、どんなに寒くてもムサシが望めば、それに応じることにしていましたが、それも苦痛に思うことは全くありませんでしたが、一つだけこれだけはやめてほしいことがありました。それは、雪がとけきれずデコボコに凍った道をムサシは好んで歩いたことです。もちろん、私が強く拒否すればコースを変えてくれるということはあるのですが。
しかし、ムサシは足場が凍っている道が大好きなことがわかっているので、必死でついていくことにしていましたので、滅多に拒否することはしませんでした。それでも、"ゆっくりと"と声をかけると応じてくれたので助かっていたのですが、不思議なのは、何故こんな危ない道が好きなのかということです。何しろ自分も時々こけたりするのですから。