道の駅 村田
かつて紅花の商いで栄えたとされる村田町。栄華の名残ともいえる「蔵の町」を象徴した白い外観が映える「道の駅 村田」。近くに東北自動車道村田インターと村田ジャンクションがあり、仙台と山形を結ぶ交通の要衝でもあることから、年間30万人という来訪者の7割は仙台近郊や山形からで、しかもほとんどがリピーターだそうだ。「年間を通じてイベントを行っているので、イベントと買い物両方を目的にいらっしゃるお客様が多いですね」と話すのは、理事長兼駅長の村上博さん。
1997年の「村田町物産交流センター」としてのオープン当初から事務局長などを歴任し、2022年に駅長に就任した。「道の駅で預かっている農産物が売れて、生産者さんや業者さんに喜んでもらえることが何よりうれしいく、やりがいを感じます」。村田の名物といえば、そら豆。そら豆祭り開催時期の6月以外にも、物産交流センターにはそら豆大福やそら豆うどんなどさまざまなそら豆製品が並ぶ。
また、2階にある展示室では一年中さまざまなイベントを開催しており、町内の味噌店が教える味噌づくり教室などの体験型イベントを通して、幅広い交流を図っている。興味のあるイベントをチェックして、足を運んでみては。駅で販売中のガラス作品を作っているのは、ガラス作家志賀英二さん。自由な発想でのコップのデザインを募集する、駅主催の「夢のコップ大賞」の審査員も務めている。今年で9回目となる人気のコンテストだ。駅から車で5分ほどのところにある志賀さんの工房では、初心者向けの吹きガラス体験も行われている。