道の駅 三滝堂
三陸自動車道三滝堂インターとの併設という形で立地しているのが「道の駅 三滝堂」だ。PAも兼ねており、自動車道から降りずに利用できる。観光スポットとしてだけでなく、地元の人たちの日常の買い物スポットにもなっていて、年間80万人がおとずれる。多くの人たちが訪れる理由の一つが、館内へ入って最初に目に入る「お弁当コーナー」に陳列されたお惣菜のコーナー」に陳列されたお惣菜の数々。ボリューム満点のお弁当やのり巻きなどのご飯ものはじめ、とんかつや唐揚げなどの揚げ物、色とりどり煮物、お餅に蒸しパンなど、スーパーマーケットのお惣菜コーナーにも負けないほどだ。
駅長の猪俣浩美さんによると、お弁当以外のお惣菜についてはレジ奥に設置されている厨房で調理しており、品切れにならないように随時補充しているとのこと。駅長自身も、メニューが何種類あるか正確に把握しきれないほどだとか。もちろん食品ロス削減にも努力しており、一定時間を過ぎると半額シールを貼りだすところは、消費者にとっても嬉しいかぎりだ。野菜コーナーには、地元農家による葉物野菜など、新鮮野菜が揃う。とくに目を引くのは、棚を覆い尽くさんばかりに並んだきのこ。
しいたけ、きくらげ、ひらたけ、なめこなどの地元産きのこが一年中販売されている。明るく元気な受け答えが印象的な猪俣駅長は、地元の登米市東和町の出身、道の駅 三滝堂のオープン当初の2017年から勤務し、2022年9月に駅長に就任。以前は同市内にある道の駅」林林館」でも長く勤めていたという。地元生産者と消費者をつなぐお手伝いがしたいという思いが、売り場の豊富な品揃えにつながっている。敷地内には、車中泊ができるスペースとドッグランも設置されており、幅広い楽しみ方ができる。