あ・ら・伊達な道の駅
2001年オープンから22年、年間300万人以上が訪れるという「あ・ら・伊達な道の駅」。左右に長い特徴的な施設内には、200名を超える生産者による農産物直売所をはじめ、地元の物産を販売する特産品販売所などがあり、その取扱い商品の豊富さに目移りしてしまう。駅長の佐々木純さんにとって、あ・ら・伊達な道の駅は、「大崎市とくに岩出山地域に足を運んでもらうための窓口」なのだという。
そのため地域の特産品、なかでもマイナーな商品を多く取り揃えることで、岩出山全体を知ってもらう地域振興の役割を果たしている。商品選びは各売り場担当者に一任し、それぞれにお客様目線で選ぶ責任を持たせている。駅長自身は就任8ヵ月。10代から70代までの従業員をまとめつつ、地域で挑戦する若い世代の民間加工会社などとも横のつながりを大切にしながら、地域創生を目指している。宮城県内だけでなく、秋田、岩手、山形からも来場客が多い。
どの地域の方にも満足してもらえるように、SNSなどの市場調査や分析は欠かせないという。おもちゃ箱のようにカラフルで種類豊富な品揃えを楽しみたい。ローストスペアリブは、道の駅でも群を抜く人気商品だ。高崎さんは2016年に㈲ジャンボン・メゾンの二代目代表に就任。7名の従業員は全員女性で地元の大崎市岩出山の出身とのこと。「道の駅は地元の顔でもあり、ここにくればジャンボン・メゾンの製品が買えると待っていてくれるお客様のために、これからも道の駅での販売は続けていきます」と高崎さん。