カフェ食堂 ラフ
「いつも笑顔があるカフェに」そういう思いから始まったカフェ食堂 ラフは、今月で3周年を迎える。ラフの代名詞ともいえる卵白の力だけで膨らませたシフォンケーキと、名取をはじめ県内の食材を取り入れた美味しい食事で、着実にこの地に根づいてきている。「3年過ぎて、『こうじゃなくてはいけない』とか『あれもこれもしたい』『新メニューも作らなきゃ』という思いが整理されてきました。『できることをやろう』と決めたときから、いろんなことがうまく回り始めた気がします」とオーナーの下山さんご夫妻は話す。この春、新しくメニューに登場した「ティラミスシフォン」は、そんな意識の変化から生まれたものだ。
一般的なティラミスでは、スポンジ生地やフィンガービスケットを使うが、あえてシフォンケーキにして、ふわふわ感をアップ。軽やかなくちどけが絶妙だ。シフォンケーキの種類は随時変えて、何の味かは「そのときのお楽しみ」になっている。ホールのシフォンケーキにアイスクリームがトッピングされている「まるごとシフォンケーキ」も、ベースのケーキやジャムの種類はその日によって変わる。通常のシフォンの型の直径は18cmで、6ないし8人分だが、この型の直径は10cm。ワンホールを一人で食べられる。この他にもショートケーキ、スコーンにグラノーラなどが並んでおり、どれにするか迷ってしまいそうだ。
そんなときには「sweetぱふぇ」がおすすめ。シフォンケーキにガトーショコラ、北海道産生クリーム、アイスクリーム、グラノーラ、自家製ジャムと多種類のスイーツを少量ずつ満喫できる。店内の装飾やテーブル、椅子もさりげなく上質で、一人でも友人同士でもくつろげる。2階はイベントシェアスペースになっており、ワークショップや食事会などに利用されている。「美味しく食べていただくのはもちろん、楽しくお話したり、イベントにわくわくしたりと、いろんな笑顔がある店にしていきたいです」とご夫婦。ますますパワーアップして輝くラフに、元気をもらいに訪れたい。