このごろ思うこと
12月になると世の中が急にあわただしくなります。その昔は、1年の締めくくりなので、やり残しの無いようにせわしく動き回ったということですが、12月をなぜ「師走」というのかがよく解りません。もしかすると、仕事をやり残したり、ツケを払わなかったりしている「先生」が多いことから、そう呼ばれるようになったのかな?と思ったりします。しかし、本当の語源は明らかではないようですね。
それにしても、年末にあたる12月はやっぱり何となくせわしい気がします。オヤジのひねた解説によると、「忙しぶることで、年末を感じるための一大イベント」ではないかという。言われてみれば、大方の人は仕掛けられた舞台装置の上で、無理やり踊らされているという面も否めません。いずれにしてもボクにはあまり関係のない話ですが、一度で済む用事を2回に分けて、忙しそうにしている姿を眺めるのも面白いものです。
もしかすると、これは「熱いお風呂に入った後のビール」と同じような効果を狙っているのか、あるいは、来る年を充実したものにしたいという祈りなのか、それとも、今年流行のルーティーンの一種なのか。はたまた、こんな愚にもつかない詮索をしているうちに、やるべきことが疎かになってしまっていることに対する警鐘なのか。そうだとしたら、12月を「師走」と名づけた先人の智慧に敬意を表さなければなりませんね。