カフェMISTY
白いタイル張りの階段を上った先にあり、35年に亘ってクリスロード商店街を静かに見守ってきたカフェミスティ。ケーキやトーストのほか、ハンバーグ、ステーなどの肉料理、パスタやオムライス、チャーハン、ピラフ、ピザなど、様々な料理が食べられる「街の小さな食堂」だ。昨年5月、長年店を切り盛りしてきた店主から孫へと世代交代した。受け継いだ前原隆市さん、澪さん夫妻は、店内のコンセプトや備えはそのままにメニューを一新した。
グリーンだけでなくピンク、ブルーのクリームソーダなど、写真映えのするメニューも生まれている。「店を閉めると聞いて、もったいないと思った」と隆市さんは話す。「じゃあ、自分がやるよって」。パフェを作るのは澪さん。パフェメニュー自体は以前からあったもののフルーツグラノーラへ変えるなど、レシピをリニューアル。種類はチョコレート、ベリー、キャラメルの3種類で、生クリームの上にグラノーラを敷き、バニラアイスや手作りのムース、チョコレートブラウニーをのせ、オリジナルのソースをかける。
チュコレートパフェの場合にはアイスかバニラとチュコレートの2種類になって、少し得した気分を味わえる。ありそうでなかなか出会えないオーソドックスなパフェを、長年仙台の街に愛されてきた喫茶店で味わいたい。飲み物と合わせてケーキ感覚でいただくのもよし、まかないから生まれたという日替りランチメニュー「チキンの悪魔風 チーズのせ」などの軽食と一緒に頼んで、食後のデザートとして食べるのもよさそうだ。