メバチマグロの美味しい季節
10月10日は「マグロの日」だそうです。その理由は、古の万葉集の歌人である山部赤人が、明石地方を旅し、この日、マグロを獲って栄えているこの地方を讃えた歌を詠んだことに因んでいるのだという。マグロの種類は数々ありますが、その中でも、東北・関東で好まれるメバチマグロは秋が旬で、10月から11月にかけて三陸沖で漁獲されたメバチマグロは、脂がのってねっとりとした食感と脂の甘味が特徴で、全国的にも高く評価されています。新米も出回るこの季節、ご飯と相性のいいマグロを家族で味わいましょう。
中でも塩釜で水揚げされ、様々な基準をクリアしたものが「ひがしもの」と呼ばれるブランドです。10月10日は体育の日でしたが、良質のたんぱく質たっぷりのマグロは、健康な体づくりにピッタリな食材です。マグロには様々な種類がありますが、日本で最も消費されているのがメバチマグロです。高級魚の本マグロと比べると脂身が少なく、さっぱりとした味が好まれています。「西のキハダ、東のメバチ」といわれ、関西ではより脂身の少ないキハダマグロが好まれるようです。赤身や中トロは刺身だけでなく、カルパッチョや漬けなどにもぴったりです。
マグロの赤身に含まれるナイアシンは、肌荒れなどの美容に効果的な栄養分で、赤い色からも想像できるように鉄分も豊富で貧血を予防してくれます。また、脂身にはDHAが含まれていて、脳細胞の活性化に効果があり、EPAは動脈硬化の予防に役立つなど、どちらも生活習慣病の予防に効果を発揮します。鮮度にこだわるなら、サクで買ってきて食べる前に切り身にするのがおすすめ!サクは節目が真っすぐで、縦に等間隔で並んでいるものが一番美味しいとされ、赤身はつやがあって深みのある色のものを。トロはねっとりとして押したときに弾力があるものが良く、どちらも表面になるべく白い筋の入っていないサクを選びましょう。