やんちゃ坊主だったころのムサシ
三寒四温とまではいかないまでも、確実に春が近づいてきていることが感じられるような今日この頃です。このところ、早く片づけなければならない仕事があったせいか、ムサシとの会話も眠りにつくまでのほんの短い時間、二言三言交わすだけだったように思いますが、それでも車で移動している時などにはけっこう話が弾んでいます。
今日も一仕事終えて仙台に向かっている時、ムサシがまだやんちゃ坊主だった頃のある事件のことに話が及びました。それは、わが家にとって数少ない未解決事件の一つである「洋梨事件」のことでした。確かにスーパーで買い求めた洋梨をキッチンに置いておいたはずだというのですが、ちょっとしたすきに影も形もなくなったというのです。
容疑者がほかにいなかったわけではないのですが、敢えて反論もしなかったので、ムサシの仕業ということで一見落着しました。弁護人である私としては、未だに再審請求もしないまま時効を迎えてしまったことが悔やまれます。しかし、当のムサシにとってはとっく昔に「ようなし(洋梨)」の話になっているようでした。