味噌汁カフェ 隠れ家いつき(青葉区本町)
地下鉄南北線勾当台公園駅のほど近くにある「味噌汁カフェ 隠れ家いつき」。手前には手作りの無添加石けんが並び、その奥がカフェになっている。店主の樹美千子さんは「肌が弱かったので無添加石鹸を作りはじめ、さらに肌をつくるのは食べ物なので、内側から変えていこうと一汁一菜のランチの提供をはじめました」と話す。
良質の原料を使い、余計なものは入れないという基本は、石鹸も料理も同じだ。味噌ももちろん手作りで、秘伝豆、ミネラル塩、東野の麹屋さんの麹を使用し、1~2年熟成させたもの。大きな木のお椀によそわれた味噌汁は具がたっぷりで、数えてみると11種。味噌(15g)は別添えになっており、食べる直前に自分で好みの量を入れる。
味噌なしでも野菜だしが効いておいしいが、味噌を入れると香りがふわっと漂い、えも言われぬなつかしい気分になる。「若い方もご年配の方も、なつかしいと言ってくださいます。手作り味噌は、日本人のDNAがよろこぶんですね」と樹さん。味噌汁に無農薬の玄米ご飯と少量の副菜が付く。おなかも心もぽかぽかの食養生ランチである。