みやぎの新しいおみやげ(その1)
《(有)マルタ水産:北限の釜揚げしらす》
2017年7月、名取市閖上、亘理町、山元町で解禁となったしらす漁。解禁前は福島が北限だったが、解禁以来閖上が北限となった。水揚げの最盛期は、9月から1ヵ月ほど。夏のしらすと違い、この時期に獲れるしらすは脂がのって味がしっかりしている。1968年より、この地で加工業を営むマルタ水産が作る釜揚げしらすは、水分を多く含んだふわふわとした食感が魅力。かき揚げや酢飯にたっぷり乗せたしらす丼は絶品で、カリカリ焼いたしらすサラダもお薦めだ。
《末永水産:牡蠣の潮煮》
牡鹿漁師は、牡蠣の一番おいしい食べ方を知っている。それは、とれたての殻付き牡蠣を炭火で焼き、あふれ出る汁ごと食べること。その究極の味に限りなく近づけたのが、この「牡蠣の潮煮」だ。剥きたての牡蠣に水も調味料も一切足さず、牡蠣のエキスのみで煮て仕上げたその味は驚くほど濃厚で力強い。寒くなると栄養を蓄えて丸々と太る牡蠣は、グリコーゲンや亜鉛がたっぷり。そのまま食べるのはもちろん、牡蠣ご飯やパスタなど、汁ごと使った料理を楽しむことができる。今年開催された「みんなのみやぎフードグランプリ2018」のみやぎの「海の幸」部門で入賞。
《すてーきはうす伊勢屋 JR仙台駅エスパル仙台店:仙台牛カレー》
牛肉の最高峰、A5ランクに格付けされる仙台牛。本品は、店でも人気の高い仙台牛カレーをそのまま家庭で味わえるレトルトカレー。一袋に50g近く入っている仙台牛は一度ミディアムレアに焼き、肉のうまみを閉じ込めた状態でルーの中に。スパイシーで濃厚なルーに溶け込み、レトルトとは思えない味わい。