冬の蔵王町(その1)
四季折々にダイナミックな景色を見せる蔵王連峰。なかでも、冬は樹氷が美しく、温泉もより温かく感じられる季節です。土地の実り豊かな食材を使った美味しいものも盛りだくさんで、その上、こけしの絵付け、本格的なエステ、スペシャルティコーヒーが飲めるカフェなど様々な楽しみ処も増えてきています。みやぎ蔵王スキー場すみかわスノーパークでは、日本でここだけの雪上車により樹氷観賞ツアーを実施しています。この季節にしか見ることができない大自然の景色を満喫できます。
遠刈田には、本格的なエステが受けられるホテルがいくつもあります。「温泉山荘だいこんの花」では、創業10周年を記念して、2013年7月に「森の溶岩浴 どんぐりコテージ(宿泊の場合のみ利用可)が登場しました。温泉と蔵王の溶岩石を使った「溶岩浴」で温まることにより、オールハンドの経絡施術やトリートメント、パックがより効果を発揮します。お勧めは、季節感溢れる「森林アロマエステ四季のコース」です。冬のテーマは「石のねむり」です。温泉で温めた溶岩石を使って、体内温度を一定に保ちながら行います。首を温めながらの肩ストレッチも、寒さで凝った身体には特に嬉しい。
また、旅の思い出に、お茶碗や小皿、カップの絵付けに挑戦してみてはいかがでしょう。紙やキャンパスとはまた違った描き心地を楽しめます。「手描き」と「手作りの器」という組み合わせがいい味わいを生むのだと思います」と店主のハツミさんは話します。やり方は簡単。白生地の器に焼物用の絵の具で自由に絵を描いていきます。間違えてもティッシュや綿棒でふき取れるので、描き直しが可能だそうです。ほとんどの人は、約一時間で描き上げるそうです。窯で焼くと、また違った色合いや風合いになります。わくわくしながら出来上がりを待ちましょう。