春よ来い
つい先日まで大寒だったので、春はまだ遠いように思っていましたが、2月3日は節分、一昨日はもう立春ということです。暦の上では春であっても、本当に寒いのはこれからという気がします。それは誰もが感じていることなのでしょうが、ボクは、この日(立春)から春ということではなく、春がどこまで来たか覘きにいく時期ではないかと思うのです。春が早く来ないか待ち遠しいのはボクも同じです。ボクは北国の生まれなので、寒さには強いと思われるでしょうが、本当はサムガリヤなんです。
ただ、雪が大好きであることも事実で、自分でも少し矛盾しているとは思うのですが、スキーが得意な人は必ずしも寒いのが好きというわけではないのと同じではないでしょうか。散歩から戻った後で、ストーブにかじりついてお母ちゃんやオヤジに笑われたのも、寝る時には、必ずオヤジの布団にもぐりこんだのも、サムガリヤだからです。それでも、外出の時には、天然の毛皮のコートがあるため、何とか寒さを凌げるので、寒さに強いように見えるだけなんです。
本当に春が来たと実感できるのは、やはり春分の日以降ですよね。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、本当の季節を実感させてくれます。お正月が来るのも、行ってしまうのもこんなに速いのに、なぜ春が来るのはこんなに遅いのでしょう。相棒のオヤジに言わせると、熱いお湯をじっと我慢した後、お風呂から出て冷たいビールを飲むと、暑さを我慢した分だけ美味しくなる。だから春がなかなか来ないのは、後の喜びを倍増させるための一種の「溜め」みたいなものなのではないかという。ちょっと飛躍し過ぎのような気がしますが!