色づき始めた栗駒山
宮城県、岩手県、秋田県にまたがる栗駒山は、登山者の間で「紅葉シーズンに訪れたい山」との呼び声も高い山として知られています。代表的な紅葉スポットは「いわかがみ平」から見上げる東栗駒山です。「いわかがみ平」は山麓から続く樹海ラインの終点で、車で行ける宮城県側の最高地となっています。見渡す限り真っ赤に染まった斜面と青空が織りなす絶景は一見の価値があります。
花山湖の奥、迫川の上流、約1.6㎞にわたって連なる浅布渓谷も知る人ぞ知る紅葉の名所です。渓流に沿って浸食された岩の造形や大小の滝と、黄色やオレンジ、赤に染まった錦のコントラストが実に美しい。栗駒山の周辺は、昨年9月に認定された「栗駒山ジオパーク」のジオサイトも多い。紅葉を楽しみながら、ジオサイトを巡り、自然災害との共生と豊穣の大地の物語をひも解いてみてはいかがでしょう。
紅葉真っ盛りの栗原市では、秋を満喫するイベントも充実しています。10月2日には、今年7月にリニューアルオープンした細倉マインパークで「第23回金田森フェスティバル」が開催され、お楽しみ抽選会やお笑い・歌謡ショーの他地場産品販売などで賑わいました。また、10月9日には、「第13回いちはさま新米まつり」が開催されます。収穫されたばかりの新米が特別価格で販売されるほか、おかずがついた新米の試食、郷土料理のはっと汁の振る舞いなどもあります。その他、瀬峰飛行場では、「くりはら秋・夢まつり2016」も開催されます。