次々に襲ってくる台風
一難去ってまた一難とは、まさに今年の台風のことを言うのでしょうね。遥か南の海で生まれた小さな渦が、あっという間に大きなうねりとなり、日本列島に襲いかかってきます。宮城県は、比較的被害がすくないのですが、それでも、仙北の大崎地方が水害に見舞われました。宮城県の中でも、ボクたち一家が暮らしている塩釜は、幸いにして今のところ大きな被害はありませんが、この先どうなるか全く予想がつきません。
テレビでは、毎日のようにその道の専門家が招かれ、防災について意見を述べていますが、これといった抜本的な対策が打ち出せないようです。今のところ、津波のときと同じように危険を感じたら、「自己責任においていち早く安全な場所に避難すること」といった、ごく当たり前の話になりがちです。山に避難すれば鉄砲水に遭う可能性があり、平地は、一旦河川が氾濫すれば、水がとめどなく広範囲に広がることが予想されます。
こうした状況の中で「、安全な場所に避難せよ!」とは、あまりにもアバウトなアドバイスで無責任な気がします。オヤジとこんな話をしていたら、お母ちゃんが話に入ってきて、洪水のとき、「ボタン一つで家が持ちあがるリフト式にしてはどうか!」と言い出しました。すると、オヤジは、「それはいい考えだ。ただし、家の周りをコンクリートの壁で囲うのとどっちが安いか検討すべきだ!」と応じた。わが家では、最初はまじめな話でも、最後はいつも漫画の世界の話になってしまいます。