今日は特別
いつもですと、ボクの出番は毎週月曜日ですが、水曜日の今日はちょうどボクが旅立ってから8年目にあたる日なので、オヤジが特別出番を用意してくれました。そういえば、昨夜のあの時間(午前3時ごろ)オヤジが目を覚ましましたようです。あの日も今日と同じような天気で、朝はどんよりとしていて夜には雨になるという予報です。お母ちゃんはボクの愛用の布団に花柄がきれいな毛布を掛けてくれました。オヤジは、ボクの枕もとに何時間も座り込み、ボクに話しかけていました。
思えばあれから8年もの歳月が流れたわけです。ボクはあの日から歳を取っていませんので、年齢など全く気になりませんが、オヤジもお母ちゃんも、大部疲れが目立つようになってきました。しかし、お母ちゃんはまだまだ元気で、時々弱気を見せるオヤジに発破をかけています。ボクとしては、二人にはまだまだ元気で長生きしてほしいので、これからはボクがここで二人を見守り続けたいと思っています。でも、オヤジとお母ちゃんは、そんなことをボクに求めてなどいないはずです。
なにしろ、ボクにとってこれ以上居心地のよい場所は他にないことを知っているからです。つまり、それで十分だと思っているに違いありません。今まで通り自然体でいることが、お母ちゃんたちにとっても、これ以上のことはないということなのでしょう。しかし、世の中の出来事をみると、こうした当たり前の日常が当たり前ではないような気がして、お互いに感謝の気持ちを表に出してみるのも悪くないと思ったので、ちょっと心境を述べてみました。お母ちゃん!オヤジ!百歳まではまだまだだよ!