張広東飯店 桜園(青葉区一番町)
「カジュアルに本格中華」が「張広東飯店 桜園」のモットー。メニューを開くとシンプルな価格設定が目に入る。18種類並ぶ「麺・飯」は全品税込み800円。毎日安心して食べてもらいたいという思いから、リーズナブルでわかりやすい価格設定にしているという。メニューの豊富さも魅力。同じ値段で提供する週替わりランチは全部で30種類と、1ヵ月間毎日違うメニューをオーダーでき、食べ放題のバイキングでは、60種類近い料理を提供する。
すべての調理を一人でこなすオーナーチーフの張さんは18歳から中国広東州のホテルで修業し、26歳で調理師の国家職業試験を取得。2000年から横浜の中華街で点心師や料理長を経験して来仙し、2011年まで仙台エクセルホテル東急で腕を振るっていた。「調理師を雇わないので自分で作るから低価格で提供できる。調理師が変わると味が変わる。一定にできるからお客様も安心」と語る張さん。
「海老そば」については「うちのエビは大きい。安いけど良いもの。野菜いっぱい、量もいっぱい」と話す。自分の店でやりたかったことを実現している喜びが伝わる。あんにつつまれた素材の色が美しく映え、薄衣のエビと野菜それぞれの食感がしっかりと感じられる。見た目にも舌にも上品な海老そばは、食べてわかる本格中華の味わいだ。経験が凝縮された職人の味をとことん味わってほしい。