OCACO(オチャッコ)女川店
国産の緑茶やほうじ茶にフルーツやハーブなどをブレンドしてつくる日本茶フレーバーティー。女川町に一昨年オープンしたオチャッコでは、常時20種類のオリジナルティーを販売しており、カフェスタイルの店内で味わうこともできる。日本茶といえば緑か茶色というイメージをくつがえすのが、緑茶フレーバーの「モノルージェ」と「モノブルー」。
鮮やかな赤色をしたモノルージェは、石巻の桃生茶にサクランボやラズベリーなどの赤い果実とハイビスカスをブレンド。酸味のあるすっきりとした後味が気持ちいい。青色のモノブルーは三陸の青い海をメージした茶で、モノルージェと同じ桃生茶に、バタフライピーという天然茶の花がブレンドされている。「三陸で日本一のティーファトリーを作ること」を目標に、これまで日本茶と繫がりの薄かった洋食やアパレルなどとのコラボにも力を入れている内海さん。
フランスを代表する紅茶メーカーに勤めたのち、東日本大震災を機に故郷に戻り、女川にお試し移住をしてこの地に店を開くことを決めた。「新しいことを受け入れてくれる町」と感じたからだという。春の気配が近づいてきた日、深蒸し緑茶にサクラの香りとバラのつぼみをブレンドした「サクラ」の販売が始まった。冬の長い東北で、春を心待ちにする人々の思いを表現している。さわやかな香りが春の目覚めを感じさせてくれる。