明日はもうどんと祭
今日は成人の日。名実ともに大人の仲間入りをする日ですが、決して酒やタバコが解禁になるだけの日ではありません。自分の将来に責任を持つという自覚がなければ、本当の大人とは言えませんから、まず手始めに今日の成人式を意義のある日にするため、自制心をもって行動するようお勧めします。ここ数年間に新成人となった人たちは、東日本大震災を経験したためか、以前に比べてしっかりしているようで、とても頼もしく思います。初心を忘れず、大きな舞台で活躍するよう祈っています。そして、明日はお正月の最後を飾るどんと祭ですね。裸参りで有名な大崎八幡宮のどんと祭をはじめ、各地で開催されます。お正月は元日に始まり、二日の初売り、三が日、四日の出初式、七草がゆ、そしてどんと祭というのが昔からの定番行事です。子供たちには、お年玉という楽しみが待っています。地方によっては、小正月とか旧正月を祝う習慣もあり、本当にお正月が終わるのはいつなのかはよくわかりません。オヤジに聞いてみたところ、楽しいことなので昔は覚えていたような気がするが、ほとんど忘れでしまったという。
誰に聞いてもかなりあやふやだが、そんなこんなで1月が終わると、もう節分です。このころになると、お正月はもうとっくに終わったのだ、と実感します。オヤジは、お正月が終わってしまう寂しさより、またすぐお正月が来ることの恐ろしさのほうが大きく、わが家では"来年の話"はタブーになっています。でも、そのお陰で、いつまでに何をするというメリハリのある生活設計ができ、達成率も格段に上がっているようで、ボクにはまんざらでもないように思えるのですが、決してそのことはオヤジには言いません。それというのも、お母ちゃんが引き篭りがちのオヤジをほどよく連れ出してくれるからでもあります。もちろん、オヤジも、いざ仕事となるとスイッチが入るらしく、そういうときは、いつものように仕事モードの顔になり、自分を必要としてくれる人がいる限り、一生この仕事を続けたいと闘志を燃やしています。オヤジがその気なら、ボクだって協力を惜しみません。何を隠そうボクも本当はオヤジの仕事が大好きで、オヤジと一緒に難しい問題に取り組むときが一番充実感を覚えます。
今年もやるべきことが盛りだくさんですが、人の役に立てるなら精いっぱい頑張ります。オヤジは毎朝5時に起きて、1時間ほどトレーニングをしています。昔は二人で競いながら散歩を楽しんだものです。それでも、ちょうど20年前にオヤジが富士山に登るというので、トレーニングに付き合ったときは、とてもきつかった。今回は持久戦になるので以前のようにハードなものではないでしょから、心配していませんが、のめり込み過ぎてブレーキが利かなくなることがあるので、よく監督するようにお母ちゃんから申し付かっています。それはもう、大丈夫です。ここだけの話ですが、オヤジは、お母ちゃんより相棒であるボクの話をよく聞くのです。閉店セールを何度か繰り返しているオヤジですが、どうやら今回は、閉店セールとは言っていないので、体力も気力も上手くコントロールするつもりのようですから、心配ないと思います。若い時のように無茶をしなくても、これまで蓄積してきた経験を生かせば、かなりのパフォーマンスを発揮できるはずなので、相棒の強みを如何なく発揮できるものと期待しています。